GAMEバンドも懇意にさせていただいている団体「星の調べ」さんの
演奏会に行ってきました。
Final Fantasy Tactics(以下FFT)のほぼすべての楽曲を
フルオーケストラ+αの編成で作り上げた熱っぽい演奏会です。
…ほんとは、ここで数日前に宣伝をしようと思ってたんですが
週末に近づくにつれスピーディーな毎日となり断念に…すんません。
でも、僕が宣伝するまでもなくほぼ満員でした。すごい。
アミューたちかわ、確か1400くらいのキャパがあったはずです。
感想。一般的なオーケストラ…というくくりではきっとありませんが、
しかしとても真面目な演奏でした。これまで見てきてたのが
FCB、VGL、コスモスとかの照明、音響、ネタも含めてだったのに対して
TFBやリトルジャック等と同じく、
音楽を演奏することに比重が置かれた、「普通の」演奏会でした。
ゆえに感想も音楽的なものに偏ります。
編曲は、ゲームの音楽をしっかり、という感じ。
ゲームの元音源がそもそもクラシックの楽器を使って組まれている、
ということはありますが、イメージを損なわない編曲と演奏になっていました。
いくつか「ここはこっちの楽器がいいなぁ」というところはありましたが、
しかしこれは希望なんでそんなもんで。
選曲と曲順はストーリーにそっていて、これも本編好きである人が
十分に楽しめるものになっていたかな、と。
どうしてもタイトルとかを完全には覚えられていないので、
「好きな曲」とかって言われても書きづらかったけれど。(笑)
アンコールがユニット紹介なのはパンフ見た時点で予想していたぜ…!
あれは非常に名曲でしたから僕も印象に強く強く残っています。
運営。外で待たされた時間が長かったのが天候のこともありつらかった…
けど、ホールだけの施設ではないのでしょうがないですね。
これはうちも気をつけたほうがよさそうです。
弦バスが5本も居て羨ましく思って指を咥えてみてました。
GAMEバンドでずっと弦バスは弾いてるのに、ずっと一人だから
弓順をここ3年くらい合わせた記憶がありません。(´;ω;`)
コントラバスの音圧というもののなかにたまには入ってみたいです。
と、色々なことも含みつつ、楽しませていただきました。
参加していた皆さまお疲れ様でした。どうもありがとうございました。
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で、ここまで感想でここから「他」。
先日、やはりこの業界のある方がmixiに書かれてたことで、
友人まで公開というものだったので名前は伏せますが、
その方の記事の元になった引用が気になったので、
僕もちょっと引用させていただくことにします。
先に断ってお話をさせていただくと、
記事は「分析」のつもりで「批難」のつもりではありません。
それはこの先の話の特殊性とかかわりますが、
自分自身では最大限の尊重と敬意をもって書いているつもりです。
しかし対象者がかかわりのある人物であり、
また書いている自分も事項の関連者であることから
どうしても結果として「批判」的な内容のニュアンスになると思います。
このあたりのコントロールは難しいのですが
「好意を持って書いていると思って読んでください」
という前置きを置くことしかできませんでした。
どうぞご了承のほどを。
さて、引用元となるブログ様の記事はこちらです。
http://sky.ap.teacup.com/helen/1384.html
ここから先も長いですが、読もうと思っていただけるならご一読を。
星の調べの団長さん、初めてお会いした時から(間接的にですが)
ふしぎな方だとは思っていて、ご本人も「ワンマンだ」と公言してらっしゃいますが…
この記事、ご本人が意識しているかしていないかということとは別に
結果として強烈に「他団体の批判」となっています。
「星の調べが目指しているもの」をひっくり返すと、
「他のゲーム音楽団体が目指しているであろうもの」かつ
「星の調べは目指さないもの」にたどりつく形式で
返答がなされているニュアンスを帯びているものがたくさんあるのです。
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蘭星「例えば、先日リトルジャックオーケストラさんがFF6の演奏会をされていましたが、
「ゾゾの町」とか「運命のコイン」とか、ゲームを語る上で大事な曲が
省かれてしまいがちなのです。嗚呼もったいない!
(あ、リトルを非難しているわけではありませんのであしからず。
というか、FF6の選曲の時点では私はリトル団員でしたし(^^;;)」
蘭星「はい。全ての曲がゲームのイベントを表しています。
いわゆるバトルメドレーとか、しんみり曲メドレーというような編曲はしておりません。」
ヘレン「すごいですね!
蘭星さんをそうまでさせるFFTの魅力とはどんなところにあると思いますか?」
蘭星「そうですね・・・
サントラのほぼ全ての曲を演奏するうえで、FFTは他のゲームとは違う点があって。」
ヘレン「違う点、ですか?」
蘭星「ええ。ゲーム音楽って、ゲームの雰囲気をさらに高めるものですから、
曲として素晴らしいことよりも、総合的にゲームとして素晴らしいことの方が
大事だと思うんですよ。」
ヘレン「確かにそうですね。」
蘭星「で、他のゲーム(アニメとかも含む)の曲って、全てがいいわけじゃなくて、
明らかに『BGM』という曲もけっこうたくさんあるんですけど、
FFTは、ほとんどの曲が、『曲として聞くに堪える曲』なんです!
単なるBGMがとっても少ない!」
蘭星「当団、星の調べは通常の楽団ではなく、団長である私個人のオーナー楽団になります。
私は自分のやりたいこと(=FFTをオケで演奏すること)を実現させるために
星の調べを作りました。
その内容に妥協はなく、私自身が「素晴らしい」と思えるものしか表に出しません。
また、当楽団のメンバーが作った譜面についても、私の納得したものしか
演奏許可をしていません。
自分が満足できないものを、お客様にお聞かせすることはしません。」
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と、こんな方なのですね。
僕がこの記事を書くにいたった同業者の方も
「気が合わなさそうだ」と評されていましたが、
僕も同感…というか、おそらく確実に「一緒に仕事ができない」と感じます。
…が、それはマイナス評価では決してなく、
逆に自分たちが否定されているのかといえばそうでもなく、
蘭星さん(と星の調べ)は、「ゲーム音楽」という接点以外には、
(もしくは「FFTがゲームだった」という接点)
交わることのない存在なのだろうということです。
星の調べさんがやりたいと思っていることは
GAMEバンドが目指すべき点では絶対にないし、
逆もしかり。おそらく、団体と団体との関係としては
利害の一致する宣伝関係と、そして奏者同士の個人的交流以外に
交わる点がないままであろうと思います。
しかし星の調べさんはそれによって
非常に優れた団体となっているわけです。
これはすごいことで、強烈な個性ですが、
しかしそのバランス感覚は非常に危うくも見えるわけです。
強烈な個性と、内外の他者との共感を得て初めて成立する
「(集団)芸術」という分野のジレンマ、
そして「団体運営」という他者との交流が避けられない箇所での立ち回り。
…それはもちろんGAMEバンドにも言える危うさがあると感じているうえで、
しかし星の調べさん(蘭星さん)のこの個性については「面白いから」
書いてみたかったと思い書いたわけです。
これは僕個人の見解ね。
そういう個性と推進力がなければ
「FFTだけ演奏する」というコンサートは成立しえないし、
この業界がこういう存在によって強烈に個性を帯びるし、
しかしその存在が非常に稀有な因果によって成り立っている、
それが本当にすごいと思うのです。奇跡ですね。
…ということで、次は関西でコンサートをされるそうなので、
その時はきっと宣伝記事を。…きっと。