逆転裁判4をクリア。
基本的にはそれまでのシリーズ作品と一緒だけど、大きな違いは
・主人公が変わった
・仕様がニンテンドーDS準拠
かな。キャラクターは一部引き継ぎつつ、でも殆ど取り換え。
基本的にはまぁまぁ、面白かったんだけれど、
なんだか新しい世代に継ぎきれていない感じが否めない。
その辺はもう少し下にじっくり書いていくとして。
シリーズもので代替わりした時の難しさっていうのは
確かにあるとは思うんだけれど、しかしそれとはまた別に
色々、悩み多き部分が見られた作品だったと思います。
好き嫌いは別れると思う。自分としては…難しい!
嫌うほどでもないけど「面白かった!!!」ともなりきらない、
そういう感覚が残りました。
ということで以下はネタバレを多分に含む感想のコーナー。
主人公引き継ぎ問題について。
主人公は誰か?という問題。
これまでの主人公だったナルホドウではなく、
オドロキがパッケージに出ていて、
逆にナルホドウは出ていないこと、
弁護士ではなくなってしまっていることから、
「主人公」はオドロキ。
この確定が逆にややこしいことになってしまった。
と、いうのはつまりこのシリーズはこれまでずっと
「プレーヤー」=「主人公」だった。
そりゃ、チサトさんが前に出ていた話もある。
が、最終的に「逆転裁判」というパッケージの4つの話、
それをまとめてはい大団円、と送りだすのは「主人公」だった。
だからこそ裁判をまとめた主人公が、
エンディングでたくさんの個性的なキャラに囲まれて
あーよかったね、面白かったねってなれるのである。
でも、今回は主人公の視点が
現代=オドロキと過去=ナルホドウ間で移り変わり、
かつ「解決する」のがこの2人の共同作業。
これは結局のところ、時間のお話を面白くする事に成功するものの、
プレーヤーの視点をどこに固定するかという事に失敗してると思う。
痛しかゆしだけれど、これは結構大きい問題だったんじゃないかな。
さらに、オドロキというキャラは、ナルホドウに比べて個性というか、
バックストーリーの濃さが強い。
これはオドロキというキャラをストーリーに巻き込む上で
重要なポイントではあるんだけれど、
でも同時にプレーヤーとの距離を離すと思う。
今回、ナルホドウが外野に回ったが、
プレーヤーの視点を誰に移すか、ということについて、
実はその引き継ぎ手が居ないんだと思う。
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システム面。
全体的に悪くないと思う。
「蘇る逆転」でやってたけど、カガク捜査は楽しい。
んで、その他の様々なタッチペン操作も楽しい。
ミキサーの「音を聞かないとできない」のはちょっと難あり。
「みぬく」システムは…もう一段階ヒントがほしい気がする。
脇汗は正直無理だ。肌の見えてる所だけにしてくれー。
現在と過去を移り変わる場面は面白かった。
あの時結局霧人のロック解除しなかったんだけど…
アレはなんか気にかかるというか、もやもやするなぁ。
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裁判員制度。
これは難しいね。制度の話はしないけど、
あの時霧人が「大衆」に対して吐くセリフは、
実は一考すべきもの以上のものがあるんですよね。
ちょっとあれ、皮肉っぽいよね。
逆転裁判自体が「無罪を勝ち取る」のは確かなんだけど、
それはシリーズ中ずっと「相手の逃げ道」でしかなかったんですよね。
つまり犯人が攻められても「この審理はその問題ではない」とか、
そういうことを言って逃げるためのものであり、
またゲームオーバーの結果として有罪になるっていう
そういうものでしかなかった。
つまりどっちかっていうと探偵ゲームだったわけで、
なんとかロジックで「真犯人の犯行を立証する」というのが
ゲームの真の目的にすり替わっていたのが逆転裁判だったと思う。
…けれど、今回は最後の最後で「裁判員制度」というものをつかって、
強制的に「無罪を勝ち取る」という方法で終わってしまってた。
結局「ほんとに勝ったのか」ということについて
ちょっともやっとする印象を残してしまったと思う。
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総評。
悪くはないけど、どうにも継ぎきれなかった感じ。
主人公は移りきっていないし、
歯切れのよい最後とも言いづらかった。
なんというか、おしい!という感じである。
逆転検事はもうちょいおいてから挑戦する。
980円くらいまで下がらないかな。(笑