読む前メモ:非実在青少年について
『非実在青少年論―オタクと資本主義―』鏡裕之/愛育社
を買ってきたので、読む前に現状の思考をメモっておきます。
■総論
「問題だ」と叫ぶことによって、
政治的な面で得をする人たちがいて、
その人たちが問題を作り上げて、
それによって割を食う人たちが反対をしている
「青少年を置いてけぼりにした」議論だと思います。
■各論
・非実在青少年議論について…
実はあまり案とかも読みこんでいるわけではないので、
現状は「この界隈のおおまかな話に対する印象」
レベルの事になってしまう。単純に勉強不足です。ごめんなさい。
・現状について
非実在青少年という年齢層に関わらず、性的描写はすごく増えてる印象。
街中でセックスとか、そういう単語を見る事が珍しくなくなった。
ニコ動とかのランキングでもそういう文面を見ることは多いような……
でも、きちんと経年で比較してないからあまり意味がないかも。
・性的描写が増えている中での青少年について
特に大きな動きはない印象。
問題になるような作品を発表するのは大人だけど、
しかしそれで実在する青少年が性の対象になる率が
変動しているわけではないと思う。
これも実際の数値を見たほうがいいかもしれない。
つまり、非実在青少年の性描写を規制するということは、
そのメディアを見て起こされる性衝動によって
「実在の青少年が性的被害を被ること」を防ぐ事にあるわけだけど、
はたしてそこまでここ数年のサイクルで青少年が
被害を受けるというケースが増えていただろうか?という事ですね。
・暗数問題
「明るみに出ていないケースがある」というお話。
全ての犯罪に共通することなのだけれど、
社会的な数値としての被害者は結局、
どれだけ社会が認知できたかという数値でしかないので、
その数値の増減はあてにならないというお話。
(学校でいじめの数値を毎年計らせると、
微減していくんだって。先生たちが実績を落とさないために
校内のいじめを認知しないからですね。)
これは規制派にも都合がいいんだよね…
・ニュース
視聴率戦争・劇場化が進んでる気がするので、
こういう美味しそうな話題はとびつきそう。
で、規制派にしておいたほうが社会的に叩かれにくい…
問題だ問題だと言うことで、実際に問題かどうかを隠しながら
問題化することができる最大のツール。
・効果
多分ないと思うのです。
ニアリーイコールゼロ。しかし反対したいのは
「エロマンガ規制したら犯罪が増えるぞ」という言論で、
それは根拠がないと思うので、規制反対派の議論としては
使わない方がいいんじゃないかなー、と思います。
文面も脅迫に近いし。
・誰の得になるか
「モラル」を盾にすると反撃が少ないと思うのです。
今回こそ「表現の規制」という反撃がギリギリ成り立っているけど、
インモラルなものに対する規制を政治的な面で喧伝するのって
どーも、嫌なんですよね。政治的な人気取りっぽくて。
これは僕の個人的な感情すぎますね。
・表現は規制されるか
直接的な表現を書かない/書けないだけで、
あんまり大きな影響はないんじゃないかと思います。
中世の頃に訓示の名を借りて裸体が描かれたのと一緒ですね。
・ゾーニングについて
「ゾーニングしろ」とは言うけれど、
でもその具体的な方法があまり示されてないですね。
コンビニ規制とか、ネット規制になっちゃうんじゃないのかな…
これはもう少し規制反対派が責任をもつべき話の気がする。
・教育
規制論は、青少年の健全な育成、のようで
実は無菌室に閉じ込めているだけでは、ということで、
毒に対して教育を出来る人が減るのではないでしょうか。
これはたとえ現実に犯罪が起こったとしても同じことで、
「これはやっちゃいかんのよ」と「事前事後に」対応できるか、
ということを追求していった方が効果は高い気がします。
究極を言うと、規制してもしなくても犯罪は起こるんですよね。
で、その数値が規制の有無だけでは変わらんのではと。
そうなると、「性教育」の(動因はネガティブだが)機会が減るのは
相対的に見るとマイナスでないかい?と…。
というわけで、読み終わったらもう一回書きます。
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