2010/07/17

メタルギアソリッド4

Filed under: ゲーム — ksk @ 12:46 PM

メタルギアソリッド4をクリアしました。
難易度はNAKED NORMALで、クラスはスコーピオンかな?

ゲームとしての印象は、スネークの耐久力がとても高くなった気がする。
戦場が360度で変化し、前なら潜入するというシチュエーションだったのが、
相手も戦場だから戦闘している状態で、
敵側の動きが全然つかめない印象。

ムービーが長くてゲーム部分のボリュームは確かに物足りないけど、
これはこれでいいんだと思います。

ストーリー等部分の印象。
ずっと奇妙な印象が残ってて、それが何かと思ったら
ものすごく死がカジュアルに描かれている事が原因だと思った。
メタルギアソリッドは確かに元々殺害をすることができるゲームだけど、
その殺害を避けることができるシステムでもある。
それがこれまでのメタルギアソリッドだった。

で、今回はというと、戦場がすごくカジュアルになっているので、
その結果としての人の死の描写がすごく変化してる。
死に方は同じだけれど、前よりもずっとずっとねばっこい。
それは「組織の一部として死んでいく」のではなく、
「もっと大きな社会の一部として死んでいく」というもの。
ある人物の先の分断が死によって訪れるのではなくて、
全体の継続の中で、ごく普通に個人に死が訪れる。

という、視点の違い。
で、その他のキャラクターも自分の人生の清算の為にどんどん死ぬ。
彼らはどちらかというと死にたがって死んでいるキャラで、
それと前述のカジュアルな死とが重なるから気持ちが悪い。

と、いう気持ち悪さが、メッセージの一つとして
提示されているのだと思う。これは「PMC」(民間戦争企業)の
リアリティを浮き彫りにすると同時に、でも巧みに隠してもいると思う。
人によってはこの印象は素通りすると思うし、
だからこそ素通りしてしまうことが怖い。

最後に老いたスネークが残り、何をするかというのは
死ぬよりある意味で残酷な描写。

…と、これまでのMGSと死に関する描写がまったく違うところが、
今回のメタルギアソリッドの特徴かなと思いました。
勢力と勢力の戦いの間で死ぬのではなく、
非常に一方向的な社会の中で役割として死んでいく。
戦場で戦っているのに、誰と戦っているのか判らない死にかた。
不思議なゲームだったと思います。

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